しば漬けの樽出し作業~其の壱~
「赤志ば」と「きざみ赤志ば」の袋詰めのため、漬け蔵へしば漬けの樽を取りに行ってきました。
昨年の夏に漬け込んだ「しば漬け」もずいぶんと少なくなりました。
今年も多くの御客様に召し上がっていただきました。
漬け込み作業後、重石(おもし)をかけ出した頃はまだ樽の上に少し乗っかっていた
原料がずいぶんと減りました。
重石がしっかりとかかっているためです。
もったいない気がしますが、しっかりと重石をかけていないと日持ちがせず、また
風味も抜けてしまいます。
重石を外して、一度樽をひっくり返します。
上に出てくるアク汁が樽の中に入らないように、一度洗う必要があるのです。
とはいえ、アク汁も赤しその色素が溶け出して赤紫色が鮮やかです。
【ぷっちんプリン】の要領でひっくり返し、樽を抜いた状態(【どんでん】といいます)。
特に昨年漬けたものは色目が鮮やかに思います。
色素を添加せず、これだけの色を保つ。
改めて先人たちが守り伝えてきた、大原の赤紫蘇の偉大さに感服してしまいます。
・・・・・続く。
※画像が多くなったため、2回に分けて御紹介しますね!
この投稿は 2009 年 6 月 3 日 水曜日 3:05 PM に 漬物造り カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。