味すぐき(きざみすぐき)の製造工程、すこし御紹介いたします。
今日は日本晴れの秋日和となりましたね。
此処大原へも多くの方が行楽に訪れていただきました。
先日のテレビ放送を受け、
「コスモス畑、どこや~?!」
「志ば久、どこや~?!」
近くのファミリーマートや「里の駅おおはら」で聞かれていた方が多かったようです。
コスモス畑、三千院参道を歩いてきていただいて、当店よりスグ。
小さな橋を渡り、ゆず畑を抜けるとあたり一面コスモスが広がります。
解らないときは当店の花咲爺さんこと「社長」にお尋ね下さいね(笑)。
季節が良いこともあり、ついついコスモス、彼岸花の記事が多くなってしまいました。
9月は野菜にとって端境期ということもあって、お漬け物の記事が少なくなりがちでしたので、本日製造していた「味すぐき(きざみすぐき)」の製造工程を少し抜粋して御紹介させていただきます。
味すぐきの原料となる「すぐき」は、樽出しで販売しているものと同じものを
使用しております。
樽の中に何層もぎっしりと詰められた「すぐき」たち。
昨年の年始に収穫されたものを5月頃まで熟成させ、その後低温保存しています。
ちょうど新物の「すぐき(すぐき菜)」の作付けが始まり、11月中旬頃より入荷しはじめますが、個人的にはよく熟成した「ひね」のすぐきの香りと酸味が大好きです。
少しもったいない気もしますが、カブと葉に分け、2~3cm角に切り分けてゆきます。
それぞれ細かく刻み、少し絞って調味液と合わせる。
少し寝かして、味すぐき(きざみすぐき)の完成です。
爽やかな酸味が利いていて、ゴハンとの相性抜群!
お手軽に伝統京漬物「すぐき」をお楽しみいただけます。
10月にはいり、千枚漬の原料となる聖護院かぶらの収穫も始まりました。
しば漬、すぐき、千枚漬。
まもなく、三大伝統京漬物が揃い踏みいたします。
そのた、秋~冬にかけてのお漬け物、だんだんと増えてゆきます。
今しばらくお待ちくださいね~!
伝統の味、手造りの京漬物 ~京都大原 志ば久(しばきゅう)~ 久保 統
この投稿は 2009 年 10 月 4 日 日曜日 9:07 PM に 季節のお便り, 漬物造り カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。