少量ずつですが、蕗のとう味噌を炊きはじめました。
京都大原はまだまだ雪模様で、蕗のとうの収穫も始まっていませんが
九州より送っていただいた蕗のとうを使用し、少量ずつですが「蕗のとう味噌」を炊きはじめました。
蕗のとうの苦さだけが際立たないよう、また風味を損なわないように適度な
アク出し・下処理を行ったのち、こうじ味噌、蕗のとう、砂糖、みりんのみを使用し、
少量ずつ釜炊きしております。
たっぷりと入った蕗のとうのほろ苦さに負けないように、少し甘めの味付け。
砂糖、みりんが入っていますので、気をぬくとすぐに焦げ付いてしまいますので、
弱火で絶え間なくかき混ぜながら1時間ほどかけて練り上げてゆきます。
例えば、タラの芽などの山菜についてもそうですが、春野菜というのはほろ苦さが持ち味。
どちらかというとお子様向けではなく、やはり大人の風味といったところでしょうか。
私自身、小さい頃は春の山菜や野菜は好きではありませんでしたが、
今では春が来ると食べられる蕗のとうや菜の花、こごみ、タラの芽などがとても好きです。
大人になり老化した分、冬を乗り越えた春の野菜の栄養分をやはり
カラダが欲しているのかもしれませんね(笑)。
2月末頃より大原近郊からも蕗のとうが入荷いたしますし、また私自身摘み取りにも
野山を歩きますのでその頃には安定して販売できるかと思いますが、まずは少量ずつ。
品切れとなる事もあるかもしれませんが、一足先に初物の「蕗のとう味噌」。
皆さまにご案内させていただきます。
小釜でしっかりと練り上げた、志ば久の蕗のとう味噌。
是非、一度お召し上がりくださいませ。
~伝統のしば漬け、手作りの京漬物 志ば久~ 久保 統
この投稿は 2014 年 1 月 21 日 火曜日 4:33 PM に 季節のお便り, 店舗からの御連絡 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。