2016年 赤紫蘇栽培日記~種蒔きから発芽~
当店の志ば漬作りに欠かせない京都大原産の赤紫蘇(青紫蘇)。
当店では種蒔きからおこない、すべて自家農場にて栽培をおこなっております。
種子についても、秋に自家採種したものを乾燥させ翌年に蒔く。
市販の種子ではなく京都大原の里に代々伝わってきた色・香り良い赤紫蘇無くして、
伝統の志ば漬作りは成し得ません。
3月末日。本年度も赤紫蘇たちの発芽が無事始まりました。
土作りから発芽までの様子、下記写真を交えて少しご報告いたしますね!
赤紫蘇たちの収穫は紫蘇梅干しや紫蘇ジュースにご利用いただく皆さまへの出荷で
6月末より始まり、7月~8月上旬の志ば漬の漬け込みが最盛期となりますが、
準備は年度の明けた1月より始まります。
まずは土作り。
有機肥料をすき込み、3月上旬の種蒔き時期までに土に慣れさせます。
ビニールハウス内の水分をうまく調整しながら、種蒔き時期に備えます。
このビニールハウスのなかで、まずは植え替え用の紫蘇の苗の栽培をおこなっています。
本年度の種蒔き(1回目)は3月6日に行いました。
例年に比べ、この冬は降雪が少なく比較的土作りが行いやすかったです。
適度な水分量に保った畝に昨年秋に収穫しておいた紫蘇の種たちを撒き、
保温用の不織布を敷き詰めます。
大原の里は、暖冬とはいえ5月頃まで霜が降りる事もありますので発芽から
ある程度大きくなるまでは、なかなか油断が出来ません。
3月29日、今年も赤紫蘇たち、無事に発芽は始まりました。
毎年もちろん発芽してくれますが、発芽率の良い年と悪い年がありますので
例年発芽が始まるまで大変緊張する時期となります。
今年の紫蘇たちの発芽は良好、本年度も良い赤紫蘇・志ば漬作りが出来そうです!!
~伝統のしば漬け、手作りの京漬物 志ば久~ 久保 統
この投稿は 2016 年 3 月 29 日 火曜日 11:03 AM に 2016赤紫蘇作り カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。